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宝塚大劇場 月組「エリザベート」
最前列でした。
わたしは、エリザを最前列でしか観た事がありません。
端っこですけれどね。
あさこちゃん(瀬奈じゅん)のトート。
あさちゃんトートというのは、つまりは武田真治のトートってことだろう?と思っていたけれど、思っていた通りだった!
つまりどういうことかというと、「最後のダンス」がかっこいいのだった。
武田真治の最後のダンスは、のりにのりすぎて最後収拾つかんくなって実にイミフになるが(それはそれで大好き)あさちゃんトートはさすがまとめてくる。たいしたショーだ。
そのかwith黒天使たちがいい仕事をするからというのもある。
で、結局あさちゃんトートがどうなのかというと、武田真治のトートなのである。何回も言う。あさちゃんのトートは武田真治のトートだ。
凪七シシィは、でなぜこの方だったんだという疑問は晴れなかった。でもけっこう良かった。一生懸命がんばっていらっしゃるのだな、と。
私が踊る時が高慢なかんじでイイ。あたしと踊りたければ踊ってみなさいよこのチビが!というような顔でトートを見遣る。
凪七シシィの「私だけに」は、今までになく幼い「私だけに」だった。 で、もりえのルドルフがこれがまた無垢な「こども」なのである。ぼくはママの鏡なんだ、というルドルフから目をそらすシシィ。
いつも、精神病院まで来ないとシシィの苦悩についていけない。今回もそうだった。 しかし凪七さんしろく細いなー。
まさおルキーニをどう見ていいかがわからないのは、どっかのシーンで端まできたルキーニを凝視してたら目線くれたからである。四秒くらいね。ルキーニに刺されたいなー。
そんなうざいクソ勘違いはどうでもいいが、まさおのルキーニは何を参考にしたんだろうな。
ルキーニは高嶋さんみたいに高潔で下品でまがいもの!と吐き棄てるのが好き。まさおはどうか……。ほんとまさおルキーニはどうなんだろう。小池先生おっしゃるところの、「荒削り」でもない気がするけれど。
今まで見たルキーニのなかでは一番若そうな気はするけれど。その若さというのは、キムのようなはじけるような健康的な若さではなく。なんだろう、ヤンキーっぽいルキーニか。でも、賢くない感じはないのである。
でも、まさおルキーニのねこそぎ引き寄せられそうな視線はすごいね。バチンと断ち切らねばトートに食い殺されたルドルフみたいになる。マダムヴォルフやマグカップくばるときのキッチュでのルキーニの在り方がなんかすてき。
あひのエルマーはなんかうざいアンジョルラスみたいで、たたずまいが濃いめでいいよね。かっこよかったです。
みりおはコムちゃんに似ているよね。みりおじたいは個人的になんでもいいのだが、コムちゃんぽいなあと。
もりえのルドルフは良かった。ルドルフの人生がぎゅっとみっしりと凝縮された、しっかりした演じ方で、出演時間がもとから短いのがもっと短く感じてしまいました。悲壮感あふれる、悲しい「こども」の生き様を見届けることができた。
そのか率いる黒天使をまじまじと見てしまった。そのかの貫禄は何かね。かっこいいなあ。あさこそのかアンド黒天使たちは、かっこいいダンスグループのようなショウマンシップあふれる魅せかたで、ほんとショーのようで。ウィーンのカフェのセットにのって黒天使が降りてきますが、あんなんが大変決まっている。
最前列で観る「ミルク」の迫力ときたら。ザンって姿勢をひくくして、壮絶な目線を客席におくりますけれど、それを間近でまのあたりにすると、現実と舞台上が交錯してくらくらする。胸倉つかまれるような感じ。隣の席のお客さんがこのての演技のことを「革命モード」とお話されてた。
越リュウマックスはみなさんおっしゃられているとおり、おそろしいしぶさ。大変かっこいい。あと、一色瑠加ツェップスもしぶくてみとれてしまった。
しずくのちびルドルフは、異国の人形みたいな美少年だった。歌もわりと聞けた。かわいいなあ。 関係ないけど、みんな花のME AND MY GIRLのポスター見てあやねサリーへの違和感をかたっていた。あやね美男子みたいな顔やもんなあ
城咲あいあいのゾフィーが、大変かわいかった。「エリザベートのために、したことよ!!」と歌ったときに、なんてかわいいんだと思ってしまった。
二幕で、取り巻きがシシィのことを「彼女はきーれーいー」と歌うが、その時点のであいあいゾフィーも余裕できれいだからな。
かわいいゾフィーとは新しいな。
きりやんフランツがパーフェクトフランツだった。せりあがってきたとき、マネキン人形があがってきたのかと思うきりやんの硬質な美貌!
投稿者 xbe8mk | 返信 (1) | トラックバック (0)